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「Siri」めぐる特許訴訟、アップルが中国当局に

情報ソース:新京報

4月21日、米アップルが中国で音声アシスタント「Siri」の特許問題に関して勝訴したことが明らかとなった。

「Siri」はアップル開発のスマートフォン「iPhone 4S」(2011年) 以降の機種で搭載されている音声認識バーチャル秘書で、主要な技術領域は、会話型インターフェース、人的文脈認識、そしてサービスの代理実行である。

2012年6月、上海を拠点とするIT企業「上海智臻網絡科技」が、「Siri」に特許を侵害されたとして提訴した。智臻はiPhoneシリーズに搭載されているSiriは、2004年に同社が開発し、China Telecomを始めとした中国の大手通信企業に広く使われている、「小i機器人(Xiao i Robot)」をコピーしたものだと主張し、上海第1中級人民法院(地方裁判所)に提訴した。

これに対しアップル側は中国国家知的財産権局特許再審委員会に上海智臻網絡科技の特許を無効にするよう要請したが、特許再審委員会は拒否した。

アップルはこれを不服とし、高等裁判所である北京高級人民法院に上訴した。高級人民法院は、アップルによる上訴を認め、中国特許再審委員会に判断を覆すよう命じた。

一方、上海智臻網絡科技とアップルの特許侵害訴訟自体は今もなお審理中である。

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