2017年末に世界知的所有権機関（World Intellectual Property Organization）によって発表された数字によると、2016年の中国の特許、商標、意匠の出願数は世界一であった。

WIPOの年次世界知的財産指標（WIPI）報告書によると、世界のイノベーターは2016年に310万件の特許出願を提出し、前年比8.3％の増加となり、7年連続の成長でした。増加した約240,600件の特許出願のうち、中国は約236,600件の出願を受理し、全体の98％を占めた。商標出願件数は16.4％増の約7百万件であり、世界の意匠の出願件数は10.4％増の約100万件に達しました。 商標と意匠の増加は主に中国出願者によるものと見られている。

2016年には、全世界で1180万件の有効特許があり、米国は280万件、日本は200万件、中国は180万件の特許を所有している。主要の5カ国に所有されている有効特許は、世界全体の68.6％を占めている。

2016年は、中国の需要が急増し、特許、商標、意匠の出願数は前年度の記録を更新し、米国、日本、韓国、欧州特許庁の出願の合計を上回った。

外国への出願に関して、米国の出願者は引き続きリードしており、 米国出願者によって外国へ出願した特許出願件数（215,918件）は、中国出願者によるものの（51,522件）の4倍である。米国に続いて、日本（19,1819件）、ドイツ（75,378件）、韓国（69,945件）の数字であった。

韓国の知的財産権は国内総生産（GDP）に最も大きく貢献しており、この指標に関して中国は最も速く成長している。中国は2006年の9番目から2016年の2番目に躍進した。